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葬儀の形式も時代とともに変化

葬儀の体験談
葬儀
葬儀の形式も時代とともに変化

【体験談5】

先日、夫の上司の葬儀に参列した。
そこでふと思い出したことがある。

最近の葬儀は、葬祭会館や葬祭ホールなどで行うことがほとんどである。

わたしがまだとても小さい頃、わたしの地元はとても田舎だったので、誰か家族がなくなると自宅で葬儀を行った。

田舎なので、家の広さだけはあるので和室2間をふすまを取り払って大広間みたいにしていた。そこに近所の人が何十人もきていた。

葬儀後にふるまう料理も祖母や母が中心となって、近所のおばさんたちがみんな総出で作っていた。
どこから出てきたのだ、と思うくらい大量の皿や湯のみが置かれた。

夜までおじさんたちの盛り上がる声が響いていた思い出がある。近所で誰かなくなると、みんなその家に集まって同じことをした。

今となっては、そんなこともあったなあ、と思うけれどその時は母たちは本当に大変だったと思う。

今は、料理もぜんぶ仕出しで頼めばいいし、葬儀の準備も全部やってもらえる。まだそういうところもあるのだろうか。

時代は変わったなあ、とふと思う瞬間であった。


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