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仏壇の歴史

仏壇の歴史
仏壇の歴史

仏壇はいつごろから使われるようになったのでしょうか。
仏壇という名前からイメージするように、仏教が日本に伝来したことに関係します。

聖徳太子が誕生する前の古墳時代の6世紀、朝鮮半島の南西部にあった百済(くだら)という国から仏教は日本に伝わりました。飛鳥時代になると、聖徳太子が仏教を日本国内に広めていきます。

685年、天武天皇が「諸国の家ごとに仏舎を設け、仏像及び経巻を安置し、以て礼拝供養せよ」と命じたと「日本書紀」に記述されていることから、これが仏壇の始まりではないかと言われています。

その後、仏教は日本に広がりはじめ、698年には神道の伊勢神宮にも神宮寺ができ、仏教が入り始めました。奈良時代の752年には奈良の東大寺に大仏が完成し、日本国内に仏教と仏壇が広まっていきます。

しかし、当時の仏壇は高級なものであったため、一部の貴族などにしか持つことは出来ませんでした。7世紀前後に製作され、当時の法隆寺金堂に安置してあった「玉虫厨子」が、日本の仏壇のルーツではないかと言われています。

鎌倉時代になると中国から儒教にも使われていた「位牌」が日本に伝わりました。室町時代には書院造りという武家の住宅様式が生まれ、床の間に仏具や掛軸が飾られるようになります。仏壇を和室に祀るという習慣ができました。

仏壇が全国的に庶民の家で供養に使用されるようになったのは、江戸時代になってからのことです。江戸時代になると、江戸幕府がキリスト教を禁制にするため、お寺に檀家制度がつくられます。
すべての家はお寺の檀家として、戸籍を管理されることになります。

檀家制度だけでなく、各家庭に仏壇を祀り供養することも奨励されました。仏壇をただ祀っているというだけではなく、庶民に仏教徒であると言うことを証明させるための道具としても使用されていました。

そのため江戸幕府の統制により強制的に仏壇を飾らせたのではないかと言う推測も存在しています。この時代から江戸幕府の統制も手伝い「葬式」「先祖信仰」「仏教」が強く結びつくことになります。このことから、現在まで続く仏壇の基本が完成したと思われます。

元々日本には氏神や祖先を祀るためのいろいろな祭壇を家の中に置くという風習はありました。先に挙げた室町時代には床の間に仏画を飾り、香炉、灯立、花立の三具足を用いて日常的に礼拝していました。同時に仏像を礼拝し御経をあげることも日常的になります。その後、床の間には神を祀る神棚と、仏を祀る仏壇に分離していきます。

今ではお寺と神社は別々の宗教という認識の方が多いと思いますが、奈良時代に神道と仏教が交流し始め、明治政府による神仏分離令(1869年)までの1000年以上の長い間、神仏習合という神道と仏教が融合された神と仏を祀り拝む信仰が一般的でした。


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