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築地魚河岸のお墓

お墓参りの体験談
お墓参り
築地魚河岸のお墓
【体験談7】

自分は自分の名字の本家にあたる家系で祖父がなくなってから全く関心がなかった先祖のお墓について意識するようになった。

実家のお墓は一風変わったところにある。本願寺の浄土真宗の一派に当たるのだが、築地魚河岸の市場の中にお墓があるのだ。

お寺の右半分はお寺との境界も分からないくらいの数の商店が立ち並んでいる。

築地という地の利がよく、仕事の途中や帰りにちょくちょくお墓参りに行けるのだ。


お墓自体もその市場の中に隣接していて寺に隣接している感じである。スペースは小さいが、 そこには確実に昔自分を可愛がってくれた祖父が眠っている。

甘いものが好きな祖父だったのでお参りに行くときは必ず甘味を持っていくようにしている。

そして赤い色の花が好きな祖父だった。お墓の前にいくとぶつぶつと一人で呟いたりしてしまうのだが、そんなに他の人とすれ違うこともなく、築地という日本有数の喧騒の中にあるお墓ながら心が安らぐ時間でもある。

時間があればお寺に入って住職様とお話もする。祖父がいかにこの寺に愛着をもっていたかがよく伝わってくる。